Archive for the ‘日記’ Category

矯正治療の目指すもの

日曜日, 5月 20th, 2018

イノウエ矯正歯科には、衛生士学校の学生さんが実習生として勉強に来ています。彼女たちのレポートを読んでいて、改めて感じたことをお話しします。

矯正治療を始めようとする患者さんのほとんどは、「見た目を良くしたい」と希望されて開始されるのだと思います。きっとそれは、間違いないと思います。

動機は、それでいいのだと思います。

でも、「その希望を満足するためだけが矯正治療ではないと思ってほしい!思わなければならない!」ということをお伝えせねば!と、改めて感じました。

見た目を良くするだけでなく、矯正治療の最大の任務は、治療後の正しい歯並び・かみ合わせが、”患者さんが60歳になっても80歳になっても、楽しく美味しくしっかりと食事ができて、その方の健康寿命に貢献すること”が、最大の任務だと私は考えていますsign03.gif

健康を支えられる正しい歯並びかみ合わせは、おのずと美しいものですhappy01.gif

しかし、見た目だけきれいに並んでいる歯並び、見た目ファーストでは、その後の健康に寄与できない場合があるのですshock.gif

前歯が一見きれいに並んでいるだけで、しっかり噛みあっていない。あるいは、すぐに後戻りしてしまう。という歯並びは、本物の矯正治療とは言えません。

本物の成功を得るには、矯正歯科医の豊富な知識と経験から得られる判断力と技術、それから患者さんご自身の前向きな姿勢が必要なのです。

安易な矯正治療が広まっているようですweep.gif

患者さんご自身も、今一度、自分の目指す矯正治療のゴールを再確認して、矯正治療を開始していただきたいと思いますheart04.gif

 

 

 

 

 

 

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矯正治療という医療が目指す正常咬合のために

木曜日, 3月 22nd, 2018

イノウエ矯正歯科では、治療終了後、すべての患者さんに治療前の写真と治療後の写真をお渡ししています。

その写真を見た患者さんたちは、苦労した甲斐があったと喜びをかみしめてくださっているようですhappy01.gif

当院に来てくださっているパートさんが、お渡しする写真をプリントアウトしてくれているのですが、彼女も矯正治療の開始を決意されました。

「多くの治療前と治療後の写真を見ていると、自分もやりたくなった」と言っておられました。

厚生労働省のHPのガイドラインで、治療前後の写真を掲載することが禁じられましたので、当院のHPからも消去しましたが、残念なことだと思っていますweep.gif

「そのような写真を掲載すると、みんな同じように成功すると思われるから」というのが理由らしいのですが、痩身の宣伝と同じにされてしまったことが本当に残念ですshock.gif

矯正治療は、スタートはそれぞれ異なりますが、目指す正常咬合はほとんど同じです。

骨格や歯の特徴などで少しの差はありますが、歯の並び方、上下のかみ合わせ、歯の根の角度など一定の基準があって、私たちはそれらを目標に仕上げていきますscissors.gif

目指すゴールに持っていくために、どういう方針を立てればいいのかを、考え抜いてから治療に入ります。

なので、矯正治療は診断と治療方針の決定が成功の8割を担っていると言われているのですsign03.gif

最近、並べるたけの矯正治療、装置を入れるだけの矯正治療など、心配な治療が広まっているようです。

先日会った香港の友人も、元の状態よりも難しくなって、矯正専門医のところへやってくる患者さんが増えてきたと嘆いていましたthink.gif

制度で医療をコントロールすることはとても難しいことだと思います。

患者さんご自身が、しっかりアンテナを張って、より良い医療を受ける姿勢を大切にしていただきたいと思いますheart04.gif

 

 

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40代の3姉妹が仲良く初診相談に

日曜日, 3月 18th, 2018

先日、40代の仲良し姉妹が初診相談に来てくださいました。

3人とも受け口で、以前から矯正治療がしたかったけれども、なかなかチャンスがなかったとのこと。

3人ともそれぞれ結婚されて、姓が違うのですが、近くにお住まいで仲良く情報交換されているようです。

子育ても一段落したので、と矯正治療を真剣に考えるようになったとのことでした。

そのうちのお二人は、早速、治療開始を決心され、外科的矯正治療を受けられることになりました。

私が以前よりお話ししている”第二の適齢期”ですね。

治療中はちょっとたいへんかもしれませんが、正しく美しい歯並びになって、華麗なる老後を過ごしてくださることでしょう。

子育て真っ最中の頃は、なかなか自分のことなどかまっていられないのはみんな同じなのですが、40代になったら、自分のために、いつまでも健康で若々しく、残りの人生を楽しく送るために、矯正治療を是非ご検討いただけたらと思います。

(私も小学生のとき一度矯正治療をしましたが、43歳のとき二度目の矯正治療をしました!)

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うれしいクリスマスカード&衛生士さん募集

日曜日, 12月 17th, 2017

ちょっとくたびれモードだった私に、涙が出そうなくらいうれしいクリスマスカードが届きましたheart04.gif

日本人と結婚されている今は関東にお住いのアメリカ人女性からです。

お二人のお嬢さんは当院の患者さんで、お父さんとはテニス仲間でした。

訳してみると

***

やすこと素晴らしいなMapleクリニックのスタッフのみなさんへ

関西から引っ越してきて10年以上になるけれども、私たちは未だに、Mapleクリニックのことを話題にしますし、みなさんのおかげで、2人の娘たちは未だに美しい笑顔をキープしています。

健康で幸せな2018年でありますように!

***

昨日の診療もとても忙しく、お疲れモードだった私は、おおいに癒され、励まされました。Mさん!ありがとうhappy01.gif

月曜日、スタッフにも見せたら、みんな喜ぶだろうなscissors.gif

自分の夢の実現のために飛び立っていった織田と石川(まさよ)と妊娠で安静を余儀なくされた土田が、ほとんど時期を同じくして退職したため、今、ちょっとたいへんな時期なのですが、新人2人といっしょにがんばって乗り越えていきます!

スタッフのみんな!毎日よくがんばってくれてありがとう!

楽しく快適にお仕事ができる環境に早く戻れるよう、私もがんばらなくちゃ!

患者さん方のためにも、スタッフのためにも、くたびれている場合じゃないsign03.gif

どなたか、私たちといっしょにがんばってくださる衛生士さんおられませんか?ご連絡、お待ちしておりますheart04.gif

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Angle Societyの正式メンバーになれました

木曜日, 9月 28th, 2017

久しぶりのブログです。

ご報告が大変遅れましたが、今年2月にカリフォルニアで開かれたmeetingで研究成果を発表した結果、すべての課せられた条件をクリアして、晴れてAngle Societyの正式メンバーになれましたheart04.gif

説明すると長くなるのですが、主にアメリカの大学教授と開業医が集まって矯正学の研鑽を積む会です。7つのコンポーネントがあり、海外のメンバーも少しずつ参加しています。

正式メンバーとして認められるまでの道のりをご紹介すると、1年目:Angle midwestというコンポーネントの会にゲストとして参加。2年目:これまでに治療した6症例を提示して参加資格の審査をうけて合格。3年目:持参した治療開始前の10症例の中から試験官が6症例を選択。4年目:治療の途中経過を報告。5年目:2年間で終了した6症例の審査を受けて合格。その間、研究をひたひたと続け、6年目:全メンバーの前で研究発表をして審査に合格。晴れて正式メンバーとして迎えられることが決定。

6年がかりの大仕事でした。それでも最短で、もっと年数のかかる方や途中であきらめる方もおられます。

毎年、1月末か2月初めの1週間ほど、このmeetingのために診療をお休みして申し訳ありませんが、このAngle midwestというコンポーネントは、Angle Societyの中でも最も真面目で厳しい会として認められており、有名な研究者や臨床家がおられる会なのです。

昔から留学したかった私でしたが、家族や開業のこともあって実現することができずにいました。しかし、海外の研究者や臨床家の中でいっしょに勉強したいという願いをあきらめきれず、プチ留学に挑戦したイメージでした。

時差と英語の嵐に毎年泣きそうになるのですが、大学研究者も開業医もいっしょになって研鑽を積むという会は日本にはなく、アメリカの開放的な環境で、大学教授から研究指導を受け、臨床家の先輩から症例審査を受ける貴重な機会を得られたことは、私の一生の中で、one of the most memorable experiencesでした。夢はちょっと小さくはなりましたが、かなえられましたscissors.gif

今後も毎年メンバーとして参加し、研究発表や症例報告を続ける義務があります。

大変ですが、これからもがんばっていきたいと思っています。患者の皆さまには、毎年この時期、長期休診でご迷惑をおかけしますが、ご理解と、もしよろしければ応援を宜しくお願い致しますhappy01.gif

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歯並びの良い子に育てよう

水曜日, 4月 19th, 2017

この度、「歯並びの良い子に育てよう」というタイトルの本を上梓しました。

絵本「どうしてむしばになるの」、「歯育て支援Q&A」、「子どもの不正咬合」に続いて、4冊目です。

むし歯や歯周病の予防は進んでいるのに、不正咬合の予防の概念はまだまだ!

遺伝が原因の不正咬合はどうしようもないのだけれど、予防できる不正咬合もあるのです!

外科的矯正治療などということにならないようにできるかもしれないのです。

お母さん方はちょっと気をつけてあげるだけで、その子の歯並びの将来が変わる。

何に気を付けていればいいのかsign02.gif

そんな知識をいっぱい詰め込んだつもりです。

是非、お読みいただけると幸いですheart04.gif

表紙

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東京矯正歯科学会春季セミナーで衛生士住友が講演!

火曜日, 4月 18th, 2017

4月13日(木)に、東京の有楽町朝日ホールで開催された東京矯正歯科学会春季セミナーで講演しましたhappy01.gif

テーマは、”矯正歯科医療における口腔衛生管理”sign01.gif

「イノウエ矯正歯科の衛生士を是非!」と依頼があり、住友を推薦したのです。

なんと、他のお二人は大学のお偉い教授の先生でした!びっくりsign03.gif

昨年は、私が、子どもの矯正治療について講演依頼を受けたのに続き、今年は口腔衛生管理をテーマに依頼され、2年続けての依頼に、イノウエ矯正歯科のいろいろな取り組みが東京の先生方に評価されてきているのだとうれしく思いました。

住友は私が開業して間もない頃、患者として通院し、その後、歯科衛生士となってずっとイノウエ矯正歯科で勤めてくれています。今回の講演では、自分が患者となる前、その後、患者として、衛生士として、そしてイノウエ矯正歯科で矯正治療を受ける子どもを持つ母親としての4つの観点から、イノウエ矯正歯科と関わってきた約30年の想いと伴に、イノウエ矯正歯科の取り組みの素晴らしさを説明してくれて、あらためて、「私たちがずっと頑張ってきたことを誇りに思っていいんだな。」って、感動して聞いてきました。heart02.gif

「矯正装置がつけば、むし歯になりやすくなるのは当たり前。だから歯磨きしてもらわなければ、」のではなく、「歯並びがきれいになる間、定期的通院していただく間に、歯の管理の仕方も身に付けて、自分の歯を愛し大切にできる人に育ってもらいたい!」

それが、イノウエ矯正歯科の理念ですnote.gif

幼いころから大きくなるまで長い治療期間が必要だったT.S.君も、高校生になってようやく磨いてくれるようになってきました。途中はなかなか難しかったけれども、やっと自分の歯を愛せる青年に成長してくれて、うれしく思っていますheart04.gif

これからも、歯科衛生士のみんなといっしょにがんばっていきたいと思っていますhappy01.gif

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禁煙推進=ゆっくり救命

木曜日, 3月 23rd, 2017

私は池田市禁煙推進ネットワークで長年活動を続けてきています。

今年は、5月31日の世界禁煙デーにちなんで、5月27日に石橋禁煙デーを企画しました。happy01.gif

皆さん、是非、石橋に足を運んでくださいね。

最近は、高級レストランでは禁煙が当たり前になりましたが、まだまだ居酒屋さんでは喫煙が当たり前、冷たい生ビールに美味しい枝豆とぶりかまと、、、happy01.gifと思っているところへタバコの煙が、、、”やっぱりダメ、早々に帰ろう”happy02.gifってなっちゃうのですが、5月27日の禁煙協力店では、きれいな空気の居酒屋さんで、思う存分美味しいビールとお料理が楽しめるんですnote.gif

先日、海外から学会に参加してくださっている先生とお食事をしているときに、

「日本料理は本当に美味しいし、大好きなんだけど、食事中に煙たいのが残念だわ。なぜなの?」

と聞かれました。

なぜか?

確かに、今回、禁煙協力店を募集していても、「すみません。ご協力したいのはやまやまなのですが、私たちもその方がうれしいのですが、、」と言って断れられてしまうこともしばしばでした。みんなとても素敵な大将とおかみさんなのに、、

いろいろと考えるうちに、日本で禁煙推進が進まないのは、日本人の3つの特徴も原因してるかも?と思うようになりました。(他に、もっと政治経済的なこともありますが、、、、)

1:日本人は、嫌なことを嫌と言わない。

私達は小さい時から、「もし他人に嫌なことをされても、すぐに怒ってはいけません。よく考えてから、相手を傷付けないように話しなさい。」と習ってきたように思います。

きっと、狭い島国で、みんな仲良く暮らしていくための大切な教えなのだと思います。

2:日本人は我慢強い

私は転校生だったせいか、異文化にとても興味があり、いろいろな国の人たちと接してきました。そうすると、自ずと客観的に日本人をみつめることもできるようになります。日本人ほどまじめで我慢強い国民はいないのではないかと思うほど、まじめで我慢強いと思うのです。

それは素晴らしいことなのですが、、、

”食事中にタバコの煙で不快な思いをしても、その人を悪く思ってはいけない。自分が我慢をすればいい。”と思ってしまうところがあるように思うのです。

3:日本人は”判官びいき”

日本人は、弱者にやさしい、義経を応援したくなる気持ちが強いような気がします。

それも素晴らしいことだと思うのですが、、、

今、”禁煙が正しい”ということは、”ひるむことのない正義”となっていて、喫煙者は肩身の狭い思いをさせられる状況になってきています。

そうすると、喫煙者の人たちを「禁煙、禁煙」と言って追い詰めることは、かわいそうではないか!追い詰める人は鬼ではないか!という雰囲気があるような気もします。

私も禁煙防止教育をする際には、「喫煙者は悪くない、タバコが悪い、社会が悪いのです。」と子どもたちに伝えることから始めます。

禁煙推進ネットワークは、「正論を掲げて、弱い喫煙者をいじめる頼朝」みたいなイメージもあるのかも?なんて、思いすぎだとは思うのですが、、、、

そこで、ようやくタイトルになるのですが、

禁煙推進=救命

というイメージをもっと自分でも意識しよう!みんなにも意識してもらおう!と思ったのです。

”禁煙推進は、救える命を救うこと”なのです。

タバコを吸っている人の半数は、タバコが原因で死亡します。寝たきりにもなりやすくなります。

タバコを吸わなければ、死ななかったかもしれない、寝たきりにならなかったかもしれない人が、おられるのですweep.gif

だから、禁煙推進=救命なのです!

友達に”救急救命医”がいますが、深夜でも救急車で運び込まれた人の命を救う大切なお仕事をしています。

と同じように、禁煙推進することは、”ゆっくり救命”になるのです。

”自分が我慢すればいい”とか、”弱い者いじめはかわいそう”ではなく、”私はゆっくり救命医”というイメージで、禁煙推進の意識を持ちましょう。

みんなで、”ゆっくり救命医”になりましょうsign03.gif

最後まで、読んでくださった方、ありがとうございます!heart04.gif

大阪のおばちゃんの長話は疲れますね!

大切な石橋禁煙デーちらしです!みんなで禁煙のお店を応援しましょうnotes.gif

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安心して矯正治療を受けられる環境を早く

木曜日, 3月 9th, 2017

先日、政府が認める矯正専門医制度のない国が、アジアの主だった国では韓国と日本だけだったのが、韓国も昨年制度が確立し、制度の無い国は日本だけになってしまったということをお伝えしました。

海外では、日本人の歯並びが世界一悪いと言われているそうです。

(ちなみに、「英会話の能力が最低だ」と、バングラデシュから来ていた留学生に言われたことがありますが、、もう一つ言えば、禁煙に対する意識もアジアで最低かもしれません。。。。)

確かに、韓国、中国、タイ、シンガポール、マレーシアなど、この10年ほどの間に、矯正治療がどんどん普及しているようです。

最近、イノウエ矯正歯科には、30代40代の女性が、

「ずっと前から矯正治療したかったけれど、どこに行けばいいのかわからなかった。久しぶりに会った友達の歯並びが良くなっているのを見て、教えてもらった。」

と言われて来院される方が続いたので、安心して矯正治療を受けられる環境が整っていないことがいけないんだとつくづく思いました。

一般の方の、矯正治療への関心はどんどん高まってきているのすが、制度がしっかりしていないためもあって、安易な矯正治療、まがいものの矯正治療が流行っていて、「ちゃんと治らない。返金してもらえない。」というトラブルも増え、消費者庁への問い合わせが増えているそうです。

ますます、患者さんの矯正治療に対する不信感が募っていくのではないかと心配していますweep.gif

早く確かな専門医制度が確立して、正しい本物の矯正治療が安心して受けられる環境が日本にも整うことを、心から願っていますhappy01.gif

制度が整わない間は、しっかりアンテナを張り巡らして、”本物の矯正治療”が受けられる診療所を探して受診するように気を付けていただきたいと思っています。

 

 

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「難しい、通常の方法では出来ない」という見極め

土曜日, 3月 4th, 2017

先日、「他院で5年ほど装置を続けて治療を続けてもらっているが、いっこうに治らない」という方が、おみえになりましたweep.gif

初診相談で拝見させていただいて、私は、

「お気の毒ですが、このままの方針では治りません。外科的矯正治療(骨を切るという手術を併用する矯正治療)がベストで、どうしても手術が嫌なら歯をもう1本抜歯すれば、なんとかできますが、ゴールの高さがかなり落ちます。」

とお答えしました。

その方は、結局、外科的矯正治療を選択されましたが、治療が進み始めてから、その方が、

「イノウエ矯正歯科に行きつくまでに、いろいろ回って意見を聞いてみた。歯を抜けば治るという先生もいれば、抜かないでも治るという先生もおられた。でも、違うな。と思った。」

とおっしゃるのです。

「矯正治療の特殊性は、ここにある。」と最近つくづく思います。

大切なのは、見極める能力なのです。

私にも、若い頃には「できる」と思って開始して、治療が長期にわたってしまい、申し訳ないと思った患者さんがおられました。

申し訳ない症例を少しでも減らせるよう、私たち専門医は、勉強し経験を積んでいきます。

「難しい」「通常の方法ではできない」を見抜けるのが、矯正専門医なのだと思っています。

いつもお話しするように、インフルエンザのように決まった検査キットがあって、、タミフルかイナベルという決まりきったお薬があるのとは異なります。

矯正治療は、本当に奥が深い治療なのです。そして、見た目をよくするだけのものではなく、一生健康で暮らすための大切な歯を守る医療であることをよく認識して、治療をスタートしてほしいと思っていますnote.gif

 

 

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