前回のブログに海堂先生のことを書かせていただきましたが、私には、海堂先生のような文才はないので、ブログに書いちゃいます。
私が厚生労働省にお願いしたいことのひとつは、”標榜の自由ではなくて、患者さんがどの病院にいけばいいのか、わかりやすい方法にしてあげてください。”ということです。
標榜の自由とは、歯科医師国家試験にさえ通れば、口腔外科、矯正歯科、小児歯科、誰でも何でも自由に標榜できるということです。
医科でも同じです。開業したとたんに、”内科、小児科”と看板を掲げた先生に対し、”アイツ、子ども診たことあるんかぁ。。???”というのは、実際の会話です。
コンタクトレンズの先生が、内科だったということが問題になったこともありましたよね。
私は乳歯ぐらいしか抜いたことがないのに、届出さえすれば口腔外科の看板をあげることもできるのです。
矯正歯科の看板も、歯科医であれば、誰でも掲げることができるのです。
知らんかったぁ。。という人が、まだまだおられますよね。
患者さんが安心して治療を受けられるように、患者さんにわかりやすい制度に変えてほしいと思います。
日: 2008年11月3日
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標榜の自由
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海堂 尊先生のAI
今では、ドラマ化もされている”チームバチスタの栄光”の著者である海堂尊先生の執筆の本来の目的は、AI(オートプシー・イメージング)を普及させることだそうです。
今年の日本矯正歯科学会でご講演を拝聴することができましたが、AIを普及に消極的な厚生労働省の政策への不満を話しておられました。
”普段はおとなしいのですが、正しいことが通らないと思うと、噛み付きたくなって、過激な発言をします。”と言っておられました。
真正面から正論を説いても国は動かない。ならば、小説で世論の方を動かそう。と書き始めたそうです。
実際、本を読んでみると、この部分が海堂先生の一番言いたいところなんだなぁ、、ご自分が訴えたいことを、登場人物に変わって言わせているんだよなぁ。。と、先生のお顔が目に浮かんできます。
海堂先生の本来の目的であるAIの普及のために、私たち一般人は、厚生労働省を動かさないといけないんですよね。
私も厚生労働省にいっぱい言いたいことがあるんだけど。。。海堂先生のお気持ち、とてもよくわかります
がんばってください。応援しています。