日: 2010年5月18日

  • 小児矯正

    子どもの矯正治療のガイドラインが出来ていないということは、前にも書いたかと思いますが、

    最近、いろいろなところで講演する機会が増えて、いろいろな先生方とお話をすると、

    本当に、ばらばらなんだなぁ。。って、思います。

    日本矯正歯科学会臨床指導医(旧専門医)の中でも、永久歯に生え変わるまでは、何もしないとか。。。

    結構早くから、複雑な装置を開始するとか。。。

    逆に、乳歯列から簡単な装置を開始されていたり。。。

    ばらつきが大きすぎて、その中で、患者さんは選択に困られているんだろうな。。。

    って、思います。

    ときどき、電話で費用を聞いて、決めようとされる方もおられるのですが、

    矯正治療は同じ治療が行われているわけではないので、

    是非、その先生の考え方や方針をよく聞いてから、

    治療をお願いする先生を決めることをお勧めします。

    他の先生なら治せたのに。。。って後悔することのないように、

    よーーくお話を聞いたり、情報を集めたり、お母さんのアンテナを張り巡らすことが大切ですよね。

    特に、小さい子どもさんの矯正治療は、判断力がないがために、

    保護者の意思によって開始されるにもかかわらず、

    子どもさんの毎日の生活や、その後のメンタル面にも大きな影響を及ぼすと思っています。

    子どもさんの笑顔のために、矯正治療が貢献できることを願っていますheart04.gif