日: 2010年5月21日

  • 小児矯正4

    開業したばかりの頃は、私も他の日本矯正歯科学会臨床指導医(旧専門医)の先生方と同じく、

    マルチブラケット法、エッジワイズ法などと呼ばれる装置による治療がメインでした。

    でも、なぜ、この20年間で、私が小児矯正を大切に考えるようになってきたか?

    それは、成人の方をたくさん診療していると、

    「できれは、小さい頃に治してあげたかった。。。」

    「もう少し早かったら、こんなにひどい状態の顎関節にならなかったのに。。。」

    という症例に遭遇することが多いからなのです。

    できれば、不正咬合も軽度のうちに治療できれば、

    さらに、不正咬合にならないように予防できれば、どんなにいいだろう。。。。

    そう思って診療し、勉強していると、指しゃぶりや、口呼吸や、食べ方や、寝方や、そんなこんなが、不正咬合の原因になっていることがわかり、予防できる不正咬合も結構たくさんあるのでは?と思うようになったのです。

    正しい歯並びへの正常軌道を外れて、自然治癒は望めないとわかったらすぐに対応すれば、子どもさんの負担少なく、良い結果に導ける確率があがるとわかってきました。

    だから、イノウエ矯正歯科では、小児矯正も大切に考えているのですheart04.gif