月: 2010年6月

  • 呼吸・嚥下はすべて正しい姿勢から

    先日来より、スタッフも学会に参加しておりましたので、

    今日は、スタッフからの勉強報告会でしたscissors.gif

    その報告は、MFT(口腔筋機能療法)といっしょに、

    姿勢、呼吸、生活指導にとりくむことにより、

    口の正しい機能を獲得できる。

    体の健康は口の健康。という内容でした。

    私も先日、姿勢の重要性についての勉強をしてきましたので、

    スタッフ全員で姿勢の確認をしました。

    昔、娘がバレエを習っていた頃、私も少し習ったので、

    バレリーナの姿勢を再現してみました。

    最近の子どもたちは姿勢が悪くなっているようです。

    武道やお茶お華のときの日本人の凛々しい姿勢を思い出したいですねhappy01.gif

    良い姿勢が、子どもたちの口や体の健全な発育に必須なのですnote.gif

  • 忙しいけど、心を忘れずに

    学会や会議、原稿締め切りや打ち合わせで、大忙しの毎日が続きましたbearing.gif

    ブログのことを思いつく暇もない毎日でしたが、今朝、締め切り2つを出して、ほっとできましたbleah.gif

    前にも書きましたが、亡くなった父に、「心が亡いと書いて、忙しいと読む」 と言って、叱られたことを忘れないように、いくら忙しくても、心を忘れずにがんばらなくちゃ。って思っていましたdash.gif

    でも、あんまり予定を詰め込みすぎるのもイマイチだな。と反省しましたcoldsweats01.gif

    ブログを書くだけの余裕は、残すようにしますhappy01.gif

  • 近畿東海矯正歯科学会で発表してきました

    今日、近畿東海矯正歯科学会で発表してきましたnote.gif

    すべての矯正治療を成功へと導くためには、

    舌や口唇の機能不全に対する評価や対応を、もっと強化する必要がある。

    という内容です。

    イノウエ矯正歯科で取り組んでいる口腔筋機能療法の有効性を証明した論文が、

    最近のアメリカ矯正歯科学会誌に掲載され、勇気付けられています。

    これまでは、良いと言われながらも、決定打に欠けていたのです。

    すべての矯正治療を成功に導き、安定させるには、

    機能に対するアプローチが必要だというのが、私の考えです。

    今日の特別講演の筒井先生も、

    姿勢や生活習慣などの問題から不正咬合を捉えなければ、

    本当の治療はできない。という内容で、納得できるものでした。

    筒井先生の講演の中で、

    「”矯正治療後の後戻りは当然”という矯正歯科の先生がいて、納得できない。」

    と言っておられましたが、私も同感です。

    「矯正治療したはずなのに。。。」 なんてことにならないように、

    患者さんとスタッフといっしょに、毎日、悪戦苦闘しています。

    舌や口唇の問題を解決するのは、決して楽じゃないけれど、

    みんなでがんばっていきましょうねhappy01.gif

  • 木曜日、江東区でお話してきました

    歯の衛生週間の催しとして、江東区で、講演会が開催され、

    講演をしてきましたnote.gif

    東京都では、ほとんどの区で、歯の衛生週間に、

    区と歯科医師会や学校歯科医会とで、さまざまな催しをするそうです。

    一般のお母さんや、養護の先生方に、お話を聞いていただけるということで、

    「予防は治療に優る」 というタイトルで、

    =虫歯、歯周病、顎関節症、不正咬合、喫煙=と、欲張って、

    5つの病気の予防についてお話してきました。

    みなさん、熱心に聞いてくださって、うれしかったです。

    江東区の子どもたちにとって、少しでもお役に立てたとしたら、

    幸いですheart04.gif

  • 今朝は幼稚園で健診

    朝から、幼稚園で健診してきました。

    年小さんから年長さんまで、300人ほどの大きな幼稚園です。

    園長先生から、「今年の年小さんは、ぐずる子が多いかも?」

    と言われたのですが、ナント!一人も泣かずに健診できましたscissors.gif

    終わるとへとへとなのですが、

    健診している最中は、かわいらしくて、楽しくて、

    昔、幼稚園の先生になりたかった夢が叶ったような気分で。。。heart04.gif

    「この電気さんの方を向いて、かばさんのお口でお願いね~~note.gif

    なんて、すっかり若い幼稚園の先生の気分happy01.gif

    年小さん、年中さん、来年も行くから待っててねheart04.gif

    年長さん!小学校へ行っても元気でねheart04.gif

  • 成人矯正の兄弟姉妹

    昨日、Hさんのお姉さんが、矯正治療を始めるべく、

    検査に来てくださいました。

    イノウエ矯正歯科では、兄弟、姉妹で通院してくださっている方が多く、

    うれしく思っています。ありがとうございますheart04.gif

    その際、小さい子どもたちの場合は、

    お母さんが、上のお子さんを先にお連れになり、

    それから下のお子さんというアタリマエといえばアタリマエの順なのですが、

    なぜか、自分の意志で始める成人矯正の場合、ほとんど、逆なのです。

    先に、妹さんがおみえになって、それからお姉さんというパターンが多いのです。

    男兄弟の場合も同じです。

    次男、次女の方が、新しいものへの挑戦が好きなのかもしれませんね。

    なんとなく長男、長女の方が、保守的な感じがしますものね。

    「Hさんのところも同じですね。」

    という会話をしながら、検査をさせていただきました。

    妹さんの同様、早く良い成績で終了できるよう、がんばりましょうnote.gif

  • 能勢西中で禁煙のお話

    木曜日、能勢西中学校で、3年ぶりに禁煙のお話をしてきましたcar.gif

    能勢西中学校では、毎年、禁煙のお話を生徒全員に聞かせることにしているそうです。

    すばらしいですねhappy01.gif

    タバコを吸い始めている子どもたちも少しいるみたいで、

    その子とも、たまたま、学校の玄関でおしゃべりできたりしたんだけど、

    とてもやさしそうな子なのに、残念ですweep.gif

    思春期の子どもたちが、タバコを吸い始めてしまって、依存症になり、

    働き出したときには、食費を削ってまで、タバコ代を残すというような話は、

    かわいそうでしかたがありませんthink.gif

    薬害エイズやアスベスト被害などなど、対応の遅いのが、

    日本政府なのです。

    (今は、それどころじゃないのでしょうが。。。。)

    だから、自分たちで自分たちを守っていくしかないのです。

    みんなで力をあわせれば大丈夫sign01.gif

    禁煙は愛ですからheart04.gif

    保険委員の子どもたちとVサイン!

  • 矯正治療は、装置よりも診断力と技術力

    初診相談をしていると、矯正装置さえつければ、歯は、自動的に正しく並ぶと思っておられる患者さまがおられることに気付きますcoldsweats02.gif

    そう思っておられる歯医者さんさえ、おられるような気がしますsad.gif

    装置のメーカーというか、矯正材料を扱う会社では、装置を売って業績をあげたいと思うのが当然でしょう。

    なので、その装置でうまく治った症例を使って、使い方などを説明してくれる先生にお願いして、講習会を開きます。

    そうすると、講習会に参加した先生方は、その装置を使いさえすれば治るような錯覚を覚えるのではないでしょうか?

    偉そうに言う私だって、矯正を始めて2年か3年目の頃、なんでも治療できるような気分だったことを思い出します。

    このことは、40代、50代ぐらいの矯正の先生たちは、声をそろえて言います。

    簡単そうに見えて、実は難しい症例である。ということを、経験を積みながら勉強しながら、見極める力、対応する力をつけていくのです。

    業者さんが売り上げを伸ばしたいのも当然、その講習を受けた先生が、矯正治療を始めたいのも当然、なんら責められるべきことはないのでしょう。

    でも、矯正治療のように、専門性が高く、装置よりも、診断力、判断力、技術力によって大きく治療結果が左右される分野では、危険をはらんでしまいます。

    矯正歯科という標榜が、なんの資格試験もなく自由にあげられる現在、一般のみなさんが、賢く自分自身を守るしかないのだと思うのですheart04.gif