日: 2011年5月20日

  • 子どもの気持ちを惹きつける力

    今、矯正歯科における歯科衛生士の役割という原稿を執筆中です。

    一番大切な役割は、歯科医師といっしょに、

    子どもたちや患者さんのの気持ちをひきつけること!と再認識しました。

    子どもの頃、転校生だった私は、習う内容は同じでも、

    学校や先生が変わると、学校へ行く気分が大きく異なることに気付いていました。

    楽しい先生が担当してくれると、学校へ行くのが楽しかったし、

    嫌いなはずの数学が、先生が替わった途端に、好きになったこともあります。

    この現象は、矯正治療にもあてはまると考えます。

    子どもの協力態度が悪かったので、矯正治療がうまくいかなかった。

    などということが言われるが、

    子どもたちの心を惹き付ける力も、知識や技術力と同様に、

    矯正を手がける歯科医師や衛生士には要求されるのではないでしょうか。

    熱が出たから連れて行かれる内科の先生とは違って、

    矯正歯科医院に行くのが楽しい。

    先生やスタッフのお姉さんに会うのが楽しみ。

    そういう環境を作ることが要求されていると考えます。

    確かに、御両親の協力にも左右されますから、

    矯正治療は、子どもたちと御家族とそしてスタッフと歯科医師が、

    信頼しあって協力しあって初めて成功する特殊な医療であることを、

    みんながしっかり認識することが大切だと思いました。

    お母さん方は、そういう観点からも、矯正治療を見ていただきたいと思う。