日: 2014年11月7日

  • 小窩裂溝う蝕

    月日の流れるのは本当に早い!ですね。

    先日と言っても10月10日から12日に、パシフィコ横浜で開かれた日本国際歯科大会でも講演させていただいたのですが、最近、「口腔衛生管理優良児の小窩裂溝う蝕」のことをとても心配しています。

    歯磨きもフロスもフッ素もバッチシ!というお子さんにみつかる小窩裂溝う蝕!

    奥歯のしわの深い溝の中から始まって、エナメル質を通り抜けた後、象牙質の中で拡がるむし歯なんです。

    とてもみつけにくいのでうsが、もし見落とすと、子どもたちのむし歯の進行はとても速いので、あっという間に神経の近くまでむし歯が進んでしまう。というこわいむし歯です。

    でも、むし歯のように見えても削らなくてもいい場合も多いので、その見極めがとても難しのです。

    そんなに頻度は高くないのですが、唾液中にミュータンス菌が多く検出されている子どもの歯の溝が、歯ブラシも届かないほど深い場合生じるようです。

    歯が生え始めた時から溝の奥までしっかり磨くこと、だらだら食べなどお口の中の環境を悪くしてしまう習慣を避けること、フッ素やキシリトールを使っていくことで、がんばって予防していきましょう。