土曜日初診相談におみえになった高校2年生のAさんは、大きく咬みあわせがずれてしまって、お顔の形も歪んでしまっていました
Aさんは、相談のお部屋のテーブルに座ると、すぐに頬杖
やっぱり!!!ちょうど、まさしく、頬杖がゆがみを作ったといわんばかりでした
お母さんによると、寝ているときも、手を当てているとのこと。
そういえば、小さいときから、そうしてました。もう少し早く気付いてあげればよかった。。。。とお母さん。
そうなんです。Aさんは残念ながら、手術を併用する矯正でなければ、いけない状況と判断されたのです
ずっと歯医者さんには通ってたのですが。。。とお母さん。
まだまだ浸透していないんです。だから、本を執筆しました
ご紹介が遅くなりましたが、「子どもの不正咬合」を4月に出版できました
子どもの歯並びに関する情報満載ですので、読んでみてください
ちょっとした注意事項を、お母様へお伝えするために、情報誌”with宝塚”にも連載を始めました
読んでみてくださいね
月: 2009年6月
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小さい時に、知っていればよかった。。。
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禁煙タクシーのおじちゃんと勝間さん
今日は、矯正の学会が大阪の国際会議場であったので、梅田からタクシーに乗りました
すると、禁煙にご協力くださいという札が貼ってありました
70歳ぐらいの運転手さんでしたが、14年前に禁煙されたとのことそれが、体力的にも精神的にも、自信に繋がっている
禁煙できたから、今も仕事が続けていられるのだと思う。と言っておられました
なるほど。。良いお話を聞きました
帰りの電車の中で、勝間さんの本を読んでいたら、勝間さんも禁煙されたとのこと。
違いは、「創造性」だそうです。禁煙してから、集中して新しいことを考え抜くというということができるようになったとのことです。
ふーーん。。。そうなのか。。
以前は喫煙者だった方のお話には、説得力がありますよね
こんなお話を広めて、一人でも多くの人に禁煙のよさをわかっていただきたいと思いました
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写真を撮るときに、歯を見せるようになりました!
Mちゃんは、小学校2年生の受け口さんでした。
今日、診察したら、ちゃーーんと受け口が治っていました
よかったですね!って、お母さんとお話していたら、お母さんが、
”最近、写真を撮るときに、歯を見せてくれるようになったんです。以前は、にこっと笑うように言われても、いつも口を閉じたままだったんです”って言ってくださいました
そーだったんだ。。。。
Mちゃん。よかったね。これから、もっときれいな歯並びになるからね
飛び切りかわいい笑顔で、写真に写ろうね! -
短距離走型矯正治療?
イノウエ矯正歯科では、固定式装置の装着期間をできるだけ短くしようと努力してきました
というのも、私が43歳でマルチブラケット装置を装着した時、やはり、早く治療が終わればいいなぁ。。と思ったからです
”最短期間で、最良の治療成績を”というのが、最近の合言葉です。
そのためには、患者さまとドクターとスタッフが一致団結して、共通の目標に向かう姿勢が重要です
私は体育会系なので、”いくぞ獵オー獵”という感じです。
”100mmダッシュのつもりで走りきろうね!”と装置をつけた瞬間から、はずすことを考え始めます。
好成績を残せるよう、舌のトレーニングも早めに始めます。
東京から転医してこられた患者さんは、この勢いに目をまあるくされていました
”みんな行くわよ
オー
”
劣 -
矯正歯科医には、高性能のカメラ機能が搭載!
上下にかけるゴムをしっかりかけるように言われていたのに、サボりがちだったMちゃんは、今月は、とってもがんばってきてくれて、その結果、歯並びの状態がとても良くなっていました
”今回は、とても良くなってるわね。ゴムをがんばってくれたのね”とお話しすると、
Mちゃんが、
”そんなのわかるんですか令”って、不思議そうなMちゃん。
そうなんです。わかるんです。
矯正歯科医は、”前回の歯並びの状態が、頭脳のどこかの記憶領域にちゃーーんとカメラの画像のごとく、残っているのです
それで、自分の調整の1ヵ月後の予測の画像も持っていて、それとぴったりだったら、患者さんの協力も良く、順調に治療が進んでいることがわかり、それと異なっていれば、何か問題があることを察知するのです
自分でもすごい能力だと思うのですが、長年、矯正治療ばかりしていると、そういう能力が異常に発達するようです
昔、矯正の医局に残ったばかりの時に、先輩のカメラ機能に驚いていたのを思い出しました
人間ってすごいよね!プロフェッショナルってそういうもんなんだよね!って改めて思いました
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”歯”というとみんなが反応する学校
昨日、大阪府学校歯科医会の会議に出席してきました
平成21・22年度大阪府「生活習慣病予防を目指した歯・口の健康つくり調査研究事業」連絡協議会です。なっがーーぁ
今回の指定校に、お隣の豊野町の吉川小学校が選ばれました。
養護の先生いわく、「選ばれてからは、教職員のみんなが、”歯”という言葉に、反応してくれるんです!」
うれしいことです
これを機に、歯の健康、歯並びや咬みあわせが、子ども達の成長発育にいかに重要か、そして、成人した後の健康の維持にいかに大切かに、気付いただけるとうれしいな。と思いました -
学校健診の紙をもらってこなくなりました!
受け口で、乳歯が虫歯だらけだったM君。
近くの歯医者さんで、「こんなにひどい状態では、永久歯もどうなるかわからない。とても危険だ。」と言われたそうで、お母さんもオロオロされていました
受け口を治したくても、虫歯や治療した歯がボロボロで、装置の装着もままならない状況でしたが、なんとか受け口も治すことができました
その後、Mくんは一生懸命、虫歯予防を続けてくれました
月日が経つうちに、きたない乳歯は、次々ときれいな永久歯に生え変わり、ついに、虫歯の全くないお口になりました
先日、お母さんが、
「毎年、学校から健診の紙をもらってきていたのに、今年はなかったんです!」とうれしそうにお話してくださいました
Mくん。おめでとうがんばってよかったね
これからもがんばっていこうね -
ホタル
我が家の近くの箕面川の橋のたもとには、毎年この頃になると、ホタル見物の人が集まってきます
帰宅途中、私も見たい!と思うのですが、家に帰るとすぐに夕食で、いつも忘れてしまっていました
でも、昨晩、ついに、ホタルを見ました
車をガレージに泊めてから、パタパタと走ること20m。
川沿い出ると、神秘的なホタルの光の点滅が見えました
いっしょにガマガエルの声も
伊丹空港まで12,3分のこの距離に、この自然が残っている箕面に思わず感謝
いつまでも大切にしなきゃ -
顎変形症学会に出席してきました!
木曜日と金曜日、仙台で開かれた顎変形症学会に出席してきました
一番の目的は、Bell先生の講演でした
Bell & White先生の教科書は、私が若い頃から、聖書のように読まれていたのですが、その先生の講演が聞けるなんて。。。ということで、出かけていきました。
82歳のBell先生のご講演は、当然のことながら、過去の振り返りから始まったので、ちょっと期待はずれかと心配したのですが、途中からは、迫力有る素晴らしい症例の紹介、最後は、未来に向けて、患者さんの利益のために、分野の異なる人たちが協力し、最新のテクノロジーを利用して、より良質の医療をより効率よく提供していくことの重要性を熱く語られて、圧倒されました
やはり期待通りの有能な先生でした
私もがんばらなくっちゃ!って、意気揚々と帰ってきたら、伊丹空港で、携帯のカメラには入りきらない程、とびきり大きな虹が私を迎えてくれました
私もがんばろうっと