14日(土)、助産婦の柏葉先生のお話を伺いました(その後の学会で忙しくて、遅くなってしまいました
)
最近、不正咬合の原因を追求したくて、乳幼児の発育にとても興味があるのです
その後、先生や歯科衛生士さんたちと懇親会にも行きました
自分たちのお産の様子を披露したり(超安産の人、超難産の人)令
母乳の悩みを打ち明けたり(出すぎてたいへんだった人、出なくてたいへんだった人)令
それから、嫁として母としての苦労話などなど、、、、
それはそれは盛り上がりました
結論は、やはり女性だけにしか理解し合えない出産、授乳、育児について、それぞれの専門知識を生かして、今のお母さん方を支援してあげれるといいね。ということでした
ステキな女性先輩に、また一人、めぐり合うことができました
少しずつ子育て支援の輪を広げていきたいと思います
月: 2009年11月
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子育て支援
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元気の出るあたたかい診療室
今日の新患相談の方は、関東方面からの転医のNさんでした
遠方だったり、事情があったりで、よく御検討いただくようお話したのですが、Nさんは、
”ここに来るまで、とても不安だったのですが、診療室がとても温かい雰囲気で、安心できました。”って言ってくださいました
年末恒例のアンケートにも、”ここに来ると元気をもらえます。”って書いてくださった方がいて、何よりもうれしく思いました
いつも、スタッフといっしょに目指している診療室像が、実現できてきているのかな?って、とてもうれしく思いました
これからもスタッフといっしょに、がんばっていきますので、よろしくお願いします
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歯科矯正学の進歩
昨日に続き、今回の福岡の日本矯正歯科学会で感じたこと。
矯正治療って、治療の技術面や装置はずいぶん開発されて、大きな変化をしているけれど、基本的な部分は、まだほとんどわかってないんだってこと
海外・国内の招待講演者の多くが、機能と形態の関係や骨格と咬合の関係、すなわち、どうして不正咬合が生じてくるのか?どう捉えれば良いのか?ということを取り上げておられました
これらは、18世紀中ごろの矯正歯科の巨匠、ブローべンド先生、サッスーニ先生、モス先生達が、いろいろと述べておられたことで、あの頃の先生はすごかったんだぁ。。って改めて思いなおしました
それが、未だに解明されていないのです少しだけ、遺伝子操作のお話もありましたが。。。
私が毎日取り組んでいるこれらの難問は、矯正治療の一番基本の部分、重要な部分だと思っています。
少しでも、核心にせまりたい。がんばるぞぉ
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はぎしりが、胃酸から食道を守っている
福岡で開催されていた日本矯正歯科学会から戻ってきました
いろいろと収穫はあったのですが、興味深かった講演のひとつが、鹿児島大学の宮脇教授の御講演
歯軋りをすることにより唾液が分泌されて、それが、胃食道逆流症による胃酸から食道を守っていて、つきつめていくと、矯正治療が、全身の健康、QOLの向上に役立っていくといったお話でした
このお話はNHKの”ためしてがってん”でも、紹介されました
そういう目ではぎしりを考えてみると、なるほど。。
前にも書きましたが、人間の体って、本当にすごい力を持っているんだなぁ。。って思います。
いつも思うのですが、ヒトは人間である前に、動物なんだ、生物なんだ。って思うと、いろんな謎が解けてくるような気がしています
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プロフェショナル
昨日、歯科医師会の理事会から帰ってきてから、NHKのプロフェショナルの最後の方を見ました
大久保さんという方のお話でした
その方は、プロフェショナルとは、「仕事に楽しく挑戦し、仕事を通して成長できる人、なおかつ、仕事に楽しく挑戦させ、仕事を楽しくさせられる人」
と言っておられました
「なるほど。。。。がんばろ!!!」
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自分の体を自分の力で守る環境を作ろう!
今日、いつも無口で、登校拒否がちなAちゃんが、話しかけてくれました
「先生はインフルエンザにかからないんですか令」
みんなマスクしているのに、私だけしてなかったからかな
「私の年代はかかりにくいらしい。。。それから、私は、季節性のインフルエンザにもかからないし、風邪もひきかけることはあっても、開業して20年の間、診療ができないほどになったのは、1日ぐらいしかないし。。。」
「へぇ????」って不思議そうなAちゃん。
「今、テレビなんかでよく言われている免疫力というのが強いのかもね!がん細胞に対しても、ウィルスに対しても、もちろん虫歯菌に対しても、人間は自分で対抗できるようにできてるのよ。その自分の力をじゅうぶんに引き出せるようにしてあげればいいと私は思ってるの」
「ふーーん。」とちょっとわかってくれたようなAちゃん。
そーなんです。長年、患者さんの歯を通して、私はヒトの回復力の素晴らしさにいつも感動しています
環境を少し変えてあげるお手伝いをするだけで、どんどん良くなっていかれるんです。
これって、全身そーなんだよね。って思ってます。
自分の体を守る自分の力を発揮できる環境を整えておく。それが大切!と思ってます -
矯正治療は美容整形じゃない!
昨日の初診相談は、地方出身の優秀な理科系女子大生さん。舌癖を伴う出っ歯さんで、益々出っ歯がひどくなることが心配されました
相談の最後に、お願いがあるのですが。。。とのこと、何かと思ったら、
「父が、美容整形みたいな矯正治療はするなと言っている。矯正治療が健康のために必要であることを、書いていただけますか?」
もちろんOKしました
私は、いつも、
”矯正治療は全身の健康のため、笑顔はがんばったことへのご褒美”と、お話しています。
エステの向こうじゃなくて、がん治療の手前と説明しています。
一生、全身の健康を支えてくれるしっかりとした正しい歯並びを、矯正治療で獲得していくのです。
機能的に正しい歯並びは、必ず美しい笑顔を保証してくれますよ
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矯正治療の子どもたちにも!
今朝のニュースで、広島大学病院で、重病の子どもたちやそのお母さんの心のケアをしてあげているというチャイルドケアなんとか?(正式名称を忘れました。どなたか教えてください。)という方が紹介されていました
手術を怖がる子どもに、「怖そうに見えても、手術着の下は、やさしいお医者さんなんだよ。呼吸器は、息がしやすいように早く治るようにつけるんだよ。」って、かわいいぬいぐるみを使って説明してあげていました
亡くなる直前の子どもを抱かせてあげることにより、お母さんと子どもの心が通うというお話に、朝から涙が出ました怜
とても大切な仕事だと思いました
ふと我に返って、矯正治療だって同じだわ。と思いました
これまでも気を配ってきたつもりでしたが、改めて、しっかり認識することができました
何もわからず、不安を抱いてやってくる子どもたち、我が子のことがゆえに、不安を募らせてしまう母親の気持ちをほぐしてあげられるように、広島大学病院のチャイルドケアなんとかさんのようなアプローチを、スタッフといっしょに、もっと心がけていこうと思いました -
キャリア
土曜日の新患の方が、「イノウエ矯正歯科は、先生のキャリアが19年で、認定医・指導医・専門医なので、相談に来ました。」とおっしゃっていました
実は、開業して19年、矯正歯科医として29年なんです
ながっ
でも、私の尊敬する女性歯科医師の先生は現在73歳
子どもの虫歯が氾濫している頃、予防に孤軍奮闘され、今は、あえてチタンアレルギーに対する警鐘を鳴らしておられます
臨床って、キャリアを積んで初めて見えてくるもの、積まないと見えないものってあるんです
それも、一生懸命みつめていると見えてくるもの!があるんです
それらを大切にして、これからもがんばっていきたいな。って思いました