昨日の続きです。
正確に言うと、イノウエ矯正歯科で矯正治療を受けて、当院の衛生士になってくれた者が2名、衛生士として働き始めてから矯正治療をした者が2名、現在治療中が1名、もうすぐ装置をつける者が1名です。
S衛生士は、高校生の時にイノウエ矯正歯科の患者さんでした。当院で働いていた衛生士を見て、衛生士になりたいと思ったそうです
。
O衛生士もイノウエ矯正歯科で治療を受けた後、当院の衛生士になってくれました。2本の前歯が飛び出している出っ歯さんでしたが、今では、その面影もありません。
そういえば、うちの患者さんには、歯学部へ行ったり、衛生士になったりする患者さんがたくさんおられます。
M衛生士は、顎関節症がひどくて、新しく入ってきた顎運動解析装置で、顎の動きや雑音を調べたら、針が振り切れるほどだったんです。そこで、顎関節症の治療から開始し、その後矯正治療をして、今では、そんな恐ろしい顎のひっかかりや雑音は消えました
。
T衛生士は、かみ合わせの深い症例でした。下の前歯が上の前歯の裏側にすっぽり隠れていたのですが、矯正治療後には、お日様の光があたるようになりました。
K衛生士は、今奮闘中です。そろそろ終盤にさしかかってきました。はずれた時の笑顔が楽しみです
。
最後のO衛生士は、これからです。歯の根っこに問題があった下の7番目(一番奥の歯)を抜歯して、その奥の8番目(親しらず)が、もう少し萌出してきたら、矯正治療を開始する予定です。
HPでご紹介しているように、博之DRも私も小さい頃、矯正治療を受けましたが、40歳ぐらいのときに、お互いの再治療をしました。
娘も、第一期治療を行った後、中学3年生の時に、4本の歯を抜歯して矯正治療をしました。息子は、先天性欠如の歯が、下に3本もあったので、大先輩に上の歯1本を、下に移植していただきました。矯正治療も、そのうちスタートする予定です。
私には、自分の子供の歯を抜かれる辛さ、子供の歯の移植が成功するかどうか不安な気持ち
、子供の歯が足りないと言われたときの驚き
、そんなお母さん方の気持ちも、手に取るようにわかります
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経験がある人からのアドバイスや応援メッセージは、心強いですよね。患者の皆さんの強い味方になってあげられると思います
。
患者さんの気持ちが手にとるようにわかる!お互い強い信頼で結ばれている!これがイノウエ矯正歯科のご自慢です。
月: 2008年7月
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イノウエ矯正歯科の特徴(その1-2:スタッフ全員が当院で矯正治療を受けています!)
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イノウエ矯正歯科の特徴(その1:スタッフ全員が当院で矯正治療を受けています!)
日本では昔から、”能ある鷹はつめを隠す”と言って、”自分の優秀な部分をひけらかすことは良くない。”として育てられてきました獵。
でも、最近では、校外学習でイノウエ矯正歯科に来られる中学生さんたちも、自己ピーアールということで、自分の長所をたくさん書いて来られます。まして、企業は自分の商品が優れている部分を競ってピーアールするのですから、ちょっと考え方を変えて、イノウエ矯正歯科の長所、ご自慢の部分を、皆さんにお伝えしていいんだよなぁ。。むしろ、お伝えしないといけないんだよなぁ。。。って思い始めました。
ということで、イノウエ矯正歯科らしいところや私のこだわりの部分を、思いつくままに書いていくことにしました。よろしくおつきあいくださいね。
その1:スタッフ全員(必要のない1名を除き)が、イノウエ矯正歯科で矯正治療を受けています。
スタッフは、診療所で毎日行われている治療を、最も近くで見ているわけですから、その治療のレベル、院長の診療に対する姿勢、消毒の状況などなど、裏方のことも含めてすべて知っているわけです。
最近、料亭の不祥事や産地偽装、器具の使いまわしなど、発端は内部告発と聞いています。外側からは見えない部分でも、内側からは見えますよね
。
内側から見ているスタッフ全員が、イノウエ矯正歯科で矯正治療を受けているということは、診療内容が、安心で安全なものであるという証拠のひとつになるとうれしく思っています。
イノウエ矯正歯科には、治療前と装置撤去時、そしてその後の安定を2年確認した時点での患者さんの写真や模型、レントゲンといった膨大な資料が、すべて保管されています。その資料の整理をしたり、患者さんにお渡しするメッセージ付きのポートレートの作成をしたりながら、いつも私の治療のレベルを見てくれているのでしょう。私が、休診の日に診療所にこもって、資料を見ながら診断の準備をし、治療を終了した患者さんの治療結果の評価をし、今後のアドバイスをカルテに記入していることを知ってくれているのでしょう。
また、治療経験のあるスタッフは、矯正治療の喜びと同時に、不快感なども、手に取るようにわかるので、このことは、患者さんとのコミュニケーションの質として、これ以上はないと思っています。マクドナルドのスタッフような受け答えのトレーニングはしていないので、うわべの部分で多少至らない点もあるかもしれませんが、コミュニケーションの中身の部分は、最高だ
と思っています。院長として、とてもありがたいことだと思っています。
その1だけでも長くなりそうなのです嶺。その1の続きは明日にしますね
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俳優になるわけじゃないので、完璧でなくっていいんです?
ときどき、初診の患者さんから、”俳優になるわけじゃないので、完璧でなくっていいんです。”って、言われます
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でも、俳優でも俳優じゃなくても、70歳80歳になっても、大丈夫な歯並びが大切だとは思いませんか令
上顎だけとか、前歯だけとか、あるいは仕上げが不完全な矯正治療では、将来にわたって安心な咬合を獲得することは難しいのです。ガタガタが少しでも残っていると、年数が経ってくると、少しずつひどくなっていきます。
また、舌癖や口唇癖を無視していると、その癖のために、後戻りをしてきます。”昔、矯正をしたけれど、戻っちゃった。。。”と言われる方をみかけませんか?それは、不正咬合の原因となっている癖に対して、対応ができていなかったからなのです。原因を断たなければ、再発して当然ですよね。
歯は、消化器官の第一番目として、重要な働きをもっています。お口に取り込んだ食べ物を、しっかり噛んで、のどにひっかからないように、胃で消化しやすいようにするために、歯があるのです。飾りではないのです。
だから、美容のためではなくて、生涯にわたる全身の健康のために、きちっとした咬合を得られるような矯正治療をしておくことが大切なのです。
そうすれば、素敵な笑顔も必然的についてきますよ。
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ご兄弟・ご姉妹のご紹介
いつも最高にうれしく思う
のが、患者さんのご家族をご紹介いただけるときです
。今日も初診相談の3人に2人の方が、妹さんと弟さんでした
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信頼していただいていることを実感できて、ありがたいことこの上ないと思うのです。
ご両親と子供さんお二人、ご家族みんな当院で治療を受けてくださったというご家族も、数家族いらっしゃいますし、3姉妹みんなとか、3兄弟みんなとか、お母さんとお嬢さんお二人とか、ほとんど家族のような感じになってしまいます。
それから、ご友人からのご紹介も、同じぐらいうれしいです。
イノウエ矯正歯科は石橋で開業して18年、最近はご紹介の方が、ほとんどで、とてもありがたいことだと思っています。
これからもご期待に応えられるよう、がんばっていきたいと思いますので、応援よろしくお願いいたしますネ。
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イノウエ矯正歯科の虫歯予防
昨日、絵本のご紹介をさせていただいたついでに、今日は、イノウエ矯正歯科の虫歯予防システムのご紹介獵
イノウエ矯正歯科では、歯並びを治すのと同じぐらい、虫歯予防、歯周病予防に力を入れています。矯正した後、健康な歯を維持していただくためには、不可欠だからです。
毎週火曜日の午前中は、新患症例検討会。そこでは、口腔内診査の結果、唾液検査結果(唾液干渉能やミュータンス菌やラクトバシラス菌の数を調べて、虫歯になりやすさを判定する試験です。)レントゲン結果(歯と歯の間の虫歯の有無を調べます。)などから、その患者さんの虫歯になりやすさ=カリエスリスク判定をしています。衛生士と私とで、意見を出し合い、リスクに応じた虫歯予防プログラムを決定します
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そして、矯正治療が開始されれば、来院の都度、衛生士が歯磨きとフロスを行い、必要に応じてフッ素塗布も行います。
その結果、ほとんどと言っていいほど、虫歯はできません。乳歯の時に虫歯が多かった子供たちも、虫歯のないピカピカの永久歯に変わります。
このシステムについては、日本矯正歯科学会の教育講演でお話させていただきました。口腔成育シンポジウムや市民セミナーでも紹介してきました。
歯並びがよくなっても、自分の歯を大切にして、虫歯も歯周病もない健康な歯をキープできなければ、何にもならないですよね。
矯正治療によって、患者さんご自身が、自分の歯のことを大好きになり、自分で自分の歯を大切にする気持ちに目覚めていただけることが、私たちの究極の使命だと思っています
。
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絵本”どうしてむしばになるの?”
先日もご紹介しましたが、私が2000年に出版した”どうしてむしばになるの?”
の9刷めが印刷されるという報告がきました
。初め5000部、その後、しばらく1500部ずつ、後1000部ずつ増刷されて、トータルすると、15000部ぐらいでしょうか?
開業して間もない頃、熊谷先生の”クリニカルカリオロジー”という北欧の虫歯予防学を読み、講演会でお話を伺ったとき、”目からうろこ”だった私は、この考えを、早くお母さんや子供たちにつたえたい獵と思いました。
娘の学校の絵本サークルに所属し、惠子先生のご指導を受けながら(今、先生の苗字をど忘れして、思い出せません。。すみません。。また、思い出してご紹介させていただきます!心から感謝しています。撚)作り上げた本を、岩崎書店さんが出版してくださいました。ありがたいことです
。
当院の小さな患者さんは、みんなこの本を読んで、虫歯ゼロに育ってくれています。
一般の絵本の出版社から出ているので、価格も1300円と通常の絵本と同じです。是非、小さなお子さんにプレゼントしてあげてくださいね。
ちょっと字が多めですが、夏目洋一郎さんの絵がとてもかわいいので、子供たちは喜んでくれているようです。
内容は濃いので、イノウエ矯正歯科では、虫歯予防がイマイチの中学生にも、”待合室で読んできて!”ってお願いしています
ハッピーちゃんとパッピーちゃんをよろしく!
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英語&グローバルスタンダード&伝統文化
今、英語でプロシーディングを書いていますが、ホント四苦八苦しています
。英語は単なるtool!とはいえ、toolだからこそ、湯水のように使いたいのに、日本語のようにはいかない。。。殮
そこそこのコミュニケーションができるほどの英語はできるので、英語しか話せない患者さんの治療もお引き受けすることはできるのですが、いざ、論文を書くとなると、”こういうときはnativeはどう表現するんだろう。。”といちいちひっかっかって、前に進みません
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ITも進んで、ますますグロバール化が進む現在、英語、そしていろいろな物事のグローバルスタンダードを知らなければ、世界から置いていかれます。
アジアでも、英語が通用するシンガポールやインド、香港の発展ぶりは、目覚しいものがあるように思います。
日本の若い人たちも、早くからグローバルスタンダードという意識を持ってもらいたいと思います。そして、日本の伝統文化をより大切にしてほしいと思うのです
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昨日の続き
昨日、子供たちから慕われている先生がタバコを吸っておられるということは、とても残念なので、思わず禁煙をお勧めしてしまった。というお話を書きました。これまでも、学校の先生にはいろいろな形でお目にかかってきましたが、木曜日の会合ほど、子供たちと先生のかかわりを実感したことはなかったような気がします。
大人になって思えば、学校の先生も”ただの人”かもしれませんが、(すみません。。。)子供たちにとっては、きっと両親の次に大きな存在ですよね
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タバコを吸うという誘惑に遭遇したときに、大好きだった先生が、タバコを吸っていたのを思い出すのと、”タバコは絶対に吸うな!”と言っていたのを思い出すのでは、きっと違うと思います。
今タバコを吸っておられる先生方は、学生の頃、あまりタバコに関する授業なんかなくて、依存症にさせられてしまった気の毒な方だとは思うのですが、子供たちのために、是非、がんばって禁煙をしてください。応援しています
。そして、次世代の子供たちが、タバコを吸い始めるというあやまちを繰り返さないように、いっしょにがんばりましょう
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子供たちに好かれる先生の禁煙
昨日、大阪府学校歯科医会の会議に出席してきました。指定校として選ばれた大阪府の2校から、学校での歯と口の健康づくりの活動発表がありました。
素敵なアイデアがいっぱいの企画で、先生と子供たちが楽しく取り組んでおられる様子が報告されて、感激しました。
中でも、若い好青年の先生の活躍ぶりはすばらしく、子供たちから”歯の先生”って呼んでもらってます。って、うれしそうに報告してくださっている姿に、私は、思わず
、
でも!その後のお食事の席で、その好青年の先生の手にタバコ!!!
子供たちに人気のある先生は、特にタバコを吸ってほしくないんだよなぁ、、って、がっかりしていたところ、同じ思いをされた友人たちにの応援も受け、禁煙のおすすめをしてきました。
いつもの依存症であること。殺鼠剤などの有毒物質がいっぱいであること。副流煙はさらに有害であること。病気なんだから、保険で禁煙治療が受けられること。などなどをお話しました。
みんなに禁煙してもらいたいけれど、特に子供たちから好かれる先生には、吸ってほしくないなぁ。。って、強く思いました。そういう現状があることを身近に感じ、わかっていてもやめられないという悲劇を作ってしまうタバコ打倒への思いが、さらにアップしました。
歯の先生がんばってね!自分だけのためでなく、吸い始めてしまう子供たちの数を少しでも減らすために
応援してます
8月に池田市の学校の先生向けに、タバコのお話をするよう依頼されています。歯の先生のお顔も思い出しながら、吸っている人の心を動かせるようなお話にしよう。って、あらためて思いました
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