子どもの矯正治療こそ慎重に!

「革命的な小児矯正の方法を教えます。」という案内が当院にも舞い込んできました。「一般歯科でも矯正治療ができ、収入を上げることができますよ。」とうたい文句で、なんとビジネス戦略の会社から送られてくるのです。

「子どもの矯正治療は大人に比べて簡単」と、お母さん方も歯科医の先生方も思いがちなのですが、子どもの矯正治療こそ、取り返しのつかないことになる可能性があるのです。

確かに、少し手をかけてあげただけで、外れかかった軌道から正常軌道に乗せてあげられる子もいます。

でも、そうではなくて、上下の顎の大きさのバランスが悪い。噛み合わせがずれている。大人の歯の萌出方向がおかしい。習癖が強く関与している。などの症例では、ひとつ間違えると、もう少し早く適切な対応ができればよかったのに、、、、ということが起こりうるのです。

建築に例えれば、歯のガタガタを並べるということは、壁紙を張り替えたりするようなイメージなので、やり直しも可能です。しかし、子どもの矯正治療は、建物の基礎がしっかりしているか?、柱の数が足りているか?ということへの対応なので、やり直しが効かないのです。成長してしまって、治療のタイミングを逸してしまってからでは、元に戻ることができないのです。。

一般歯科の先生方には、矯正治療の難しさをしっかりご理解いただくこと、お母さん方には、正しい知識で判断していただくこと、そして、子どもたちが安心・安全な矯正治療を受けられる環境が、少しでも早く整うことを願っています。

 

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