困った症例についての相談

最近、子どもの矯正治療も盛んになってきました。とてもいいことなのですが、困ったことも生じているようです 。
ある一般歯科の友人から相談がありました。マイオブレースを長年入れ続けていた結果、噛めなくなっている子や、奥の歯が生えなくなってしまった子、顎が痛くなった子たちが相談に来る機会が増えてきて、困っているとのことなのです。
マイオブレースの他にもいろいろとあるようですが、本物の矯正治療は、きちんとした検査結果に基いて、どういう特徴があって、どこが問題なのか、診断を行います。
そして、個々の患者さんのそれぞれの診断結果に適応する治療法を考え、採用する装置を決め、治療の流れを想定した後、選択した装置を用いて治療していきます。
同じ装置ですべての症例を治していくことはありません。
骨格の特徴も、歯並びの状況も、千差万別でまったく同一の症例なんてありえないので、それぞれの状況に合った装置を選択していきます。
たまたま”はまった”症例は治るかもしれないのですが、すべてが”はまる”はずがないのです。
ですので、前回にも書きましたが、子どもの矯正治療は簡単そうだからといって、安易に飛び付かず、慎重に治療を開始してほしいと思います。真面目に使ってきた装置のせいで、子どもたちの健康が害されている状況を目の当たりにして、友人は心が痛むと言ってました。
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