Archive for the ‘装置が出来るまで’ Category
装置をセットするお約束の少し前に、再度セパレートを
入れます(ブログ:装置が出来るまで①参照)
前回は、バンドを1個ずつあわせたので、多少隙間が
少なくても、押し込むことが出来ます
しかし、装置が出来てくると、バンドが2個セット
(3個・4個の装置もあります)になっているので、
隙間が少ないと、難しくなり、痛みがあることもあります
クォードヘリックス(Q.H)の場合は、ワイヤーの部分を歯列の幅より
広げてセットするので、押し込まれる感じがあると思います
それもこれも、歯を動かして、キレイな歯並びにするためです
(小さいお子様でも、大丈夫なので、心配はないですよ)
その日から、歯は動き出します
また、装置の周りの歯磨きが難しくなってきます
歯だけなく、装置の上、装置と歯茎の間もしっかり磨いて下さい
キレイな歯並びを目指して頑張りましょうね SSS
石膏が固まったら、その歯型にあわせて、
ワイヤー(針金)を曲げていきます
ワイヤーを自在に曲げる
技工士さんはすごい
簡単そうだけど・・・
やってみると、あらぬ方向に曲がって
とても難しいんですよ
装置によって形は様々です
次に熱した金属を溶かし、曲げたワイヤーとバンドを接着樂させます
模型から外して、キレイに研磨します
これで技工は完成です
今回の装置は、クウォード・へリックス(Q.H)と言う装置で、
ループが広がろうとする力うを利用して、歯列を幅を広げていきます
装置の印象を採ってから、1ヶ月くらいで出来上がります
次で最終回です。拏
ついに患者さんのお口に装置が入ります SSS
印象(歯型)にバンド(金属のわっか)を戻して
石膏を流して模型にしていきます
まず、前準備
バンドが石膏を流している間に動かないように、針金で固定します
次に、ワックス(熱で柔らかくなる、ロウのようなもの)を
バンドの内側に流し込みます
これは、バンドに熱を加えた時に、石膏ががくっつかないようにするためです
ここで、石膏の登場です
石膏に水を加えてまぜ
どろどろにします
印象に石膏を流して行きます
形を整えて、固まるのを待ちます
出来上がりは、もうすぐです
続きは次回拏 SSS
昨日は印象(歯型)を採るところまででしたね
ここからは、技工部門になります
イノウエ矯正歯科には、常勤の技工士が一名、アルバイトが一名
勤務しています
常勤は3代目になり、初めての男性技工士です
アルバイトも今までは全て女性でしたが、現在は男性です
たまーに診療室に顔を出すことがありますが、階に技工室があり、
(診療室は階、待合室は階です)
普段はそこで、装置を作ったり、模型を作ったりしています
普段の診療の中では見ることが出来ない所なので、
写真もいっぱい使って、説明していきたいと思います
続きは次回拏 sss
装置のためにミント味の粘土のようなもので、歯型を採ります
(歯科用語では「印象を採る」と言います)
採った印象に、あわせたバンドを戻して、口の中と
同じ状態を作ります
歯からバンドを外して印象にはめると
こんな感じです
その印象に石膏を流して模型にします。
つづきは次回拏
矯正治療の中では、
装置を作るため
資料のため(現在の歯並びが分かるように)
院長が立体的に歯を見たいときに印象を採ることがあります
「この間採ったのにまた??」と聞かれるときもありますが、
目的が違うことがあるのです
また歯は日々動いています
過去と全く同じ歯の位置は、ほとんどありません
正確な歯型を作るためには、どうしても必要なことなのです
印象を採られたことのある方は、お分かりだと思いますが、
正直気持ちのいいものではありません
大変ですが、ポイントを少し
体の力を抜いて、リラックスして、お鼻で呼吸をすると
比較的楽に採れます
sss
前回のセパレートの続きです
セパレートで歯と歯の間に隙間をつくりました
その隙間を使って、歯に金属のわっか(バンドと言います)をあわせていきます
歯の大きさは、人ぞれぞれなので、その人の歯にあった
バンドを、探していくことになります
詰め物が入っている歯や、複雑な形の歯、歯と歯の間がキチキチで
セパレートの効果が出にくいタイプの歯の持ち主の方は、
バンドをあわせる作業に手間取ることもあります
バンドはうすい金属ですが、セパレートを入れてないと、
歯と歯がくっついていて、無理やり押し込むことになります
なるべく、痛みのない状態で、バンドをあわせたいので、
セパレートに来ていただいています
このように、歯にフィットしたバンドをあわせ、歯型を採ります
続きは、また次回拏 sss